103 抽象的な用語、概念について 4




  特にこどもは、意識して具体的に説明してやらないと、
  意味がわからないことがよくあります。

    
たくちん:「または」ってふたつのもののどちらかを
     いうときにに使うんだよ。

     「および」はね、ふたつのもの両方をさすときに
     使うんだよ。


    
こども: んー?!



  しかめっつらをして目をこすってます。
  「質量」がないときの症状がでてますね。
  

たくちん: たとえば、

      ケーキまたはチョコレートをおやつに食べていいです。

      だったら、ケーキかチョコレートのどちらか
      ひとつを食べられるんだよ。

      ケーキおよびチョコレートを食べていいです。

      だったら、ケーキとチョコレートの
      両方を食べられるんだよ。
      
  
  これでもまだ んー?!
  という感じだったら、



たくちん: カブト虫、またはノコギリクワガタが虫かごにいます。

      だと、カブト虫かノコギリクワガタのどちらかが
      虫かごの中にいるんだよ。

      カブト虫、およびノコギリクワガタが虫かごにいます。

      だと、カブト虫とノコギリクワガタの
      両方が虫かごにいるんだよ。
    

 
こども:  カブト虫とノコギリクワガタは
      一緒にするとけんかしちゃうから
      いれちゃだめなんだよー。


  
たくちん: そうだね。
      「および」と「または」わかった?


こども:  うん。 
    



  具体的にしてやるときも、
  こどもがよく知っていたり、
  好きなものにして説明すると、
  すぐに理解することがよくありますね。




  勉強の障害によっておこるさまざまな反応と
  対処法については、
  「学び方がわかる本」
   20ページ 勉強の障害

  「基礎からわかる勉強の技術」
   21ページ 勉強の障害

  に解説がでています。 





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