101 抽象的な用語、概念について 2



斉藤さん:   しあわせになりたいの!


たくちん:   なにそのしあわせって?!


        どういうこと???









斉藤さん:   そうね、毎日楽しく過ごせたらいいわ。



たくちん:   じゃあ、その「楽しく」って具体的に
        たとえばどういうこと??




斉藤さん:   んー、

        夫と息子と家族3人で、
        ホットプレートでお好み焼きを作りながら、
        わいわい話したりするのは楽しいね。






  と、ここまで具体的にしてはじめて、
  斉藤さんの「しあわせ」をデモできるようになります。

   
  「しあわせ」は抽象的な単語です。
  「しあわせ」になりたい!
  と抽象的なまま考えていても、その実現に向けて、
  考えて、行動していくことはできません。




  先週、宿題を出しましたが、考えていただけたでしょうか?

  質量を得るために、小物を使ってデモをする、
  というのは誰でも簡単にできるようなことに見えます。

  でも、わたしが見てきた限りでは、
  本人ができている、分かっている
  と思っていても、
  できていない場合が多い気がしています。

  特に、抽象的な単語や概念を表すことを
  はじめからできる方は、
  なかなかいらっしゃいません。


  抽象的な単語や概念を実際に理解するためには、
  その概念を現実のこの世界に
  落とし込んでいく必要があります。


  漠然と「しあわせ」について考えていても、
  実際に行動して、何かを実現していくことはできません。
  
  デモすることで、実際にこの世界で
  どう行動していくことができるか
  考えていくことができます。
  
  デモできなければ、理解してないし、
  行動することができません。



  これについては、次回も書いていきます。  

 

  「デモ」については、
  「学び方がわかる本」
   77ページ マスがないこと

  「基礎からわかる勉強の技術」
   133ページ デモンストレーション

  に解説がでています。 





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