100 抽象的な用語、概念について


  読者の方から質問をいただきました。

  --------------------------------------------

  たくちん様

  はじめまして。
  メールマガジンをいつも楽しみに読んでいます。
  勉強の技術についての本も購入し読んでみました。

  今、私は公認会計士試験に挑戦しています。
  公認会計士試験には、たくさんの抽象的な言葉がでてきます。

  勉強の技術を知る前には特に意識していなかったのですが、
  これらの抽象的な言葉について、
  質量(マス)が欠けていることに気がつきました。
  本で言えば第1の障害でつまづいてしまっています。

  そこで質問なのですが、抽象的な言葉(内容)に
  質量を与えるにはどうすればよいのでしょうか。

  例えば、「財務構成要素」「同一性説」
  「一般に公正妥当と認められる監査の基準」などです。

  ずっと疑問に思っていたのですが、
  どうしてもわからないので
  思い切って質問することにしました。

  お答えいただければ幸いです。

  これからも末永くがんばってください。
  失礼いたします。

              たかかず

  --------------------------------------------


  いい質問ですね!
  これは、「勉強の技術」を身につけようと
  されている方が、理解しているかどうか、
  わたしが必ず確認するポイントです。



  「ボールペン」「カレーライス」「小泉首相」

  のような単語は、そのものを見れば
  質量が得られます。

  でも、抽象的な単語、

  「平和」「負債」「郵政民営化」

  あと、たかかずさんがあげていらっしゃる
  会計用語などなどはそれだけでは質量がありません。


  じゃあどうしたらいいんでしょうか?



  「勉強の技術」では「デモ」という手段を使います。

  なんでもいいので小物を使って、
  勉強している対象を表していくのです。

  粘土を使うやり方もあります。

  やり方については、ここでは解説しません。

  デモをすることで「考え」に「質量」を対応させて
  いくことができるようになります。

  ただし、はじめての方がよく陥りやすいので
  注意していることがあります。

  抽象的な単語は、そのまま表すことは
  できません。

  しかし、慣れていない方は


     これが「負債」で・・・


  と、一個の積み木を「負債」にしてしまうことがよくあります。

  「1000円」「札束」は「もの」なので、
  たとえば、一個の積み木などで表すことができます。

  でも「負債」は「もの」ではありません。
  なので、そのままでは表せません。


  「負債」とはなんでしょう?

  「負債」とは、誰か他の人のお金を自分が持っていたり、
  そのお金を使ってしまったということです。

  それを実際の「もの」でどのように表していくことが
  できるでしょうか?




  続きはまた来週!





  「デモ」については、
  「学び方がわかる本」
   77ページ マスがないこと

  「基礎からわかる勉強の技術」
   133ページ デモンストレーション

  に解説がでています。 






関連リンク