085 図解する



    何かを平面上で表せないとしたら、
    それを間違って理解している

       「基礎から分かる勉強の技術」  143ページから



  お客さまへの提案のために、
  ある商品の流通ルートについて、
  図を書いていました。

  言葉で説明しようとすると、
  箇条書きにしたとしても、
  膨大な量になります。

  で、途中でこんがらがってきたりします。

  そんなときは、図に書いてみます。


  たくさんある要素をひとつひとつ取り上げていきます。

  それぞれの関係を表すために、矢印でつないでいきます。

  
    なんか、ちがうな。


  要素を減らして、
  矢印を色分けしてみたりします。


     できた!


  で、上司に見せてみます。


     いや、これはいらないんじゃないか?

     で、この矢印は、こっちだよ。

  
  書き直してみます。
  
  たしかにそうだ。

  さっきのままでも間違いではないけど、
  こっちの方がすっきりしててわかりやすい。


  そして、この図を見ながら、
  たくさんの情報がこの図に当てはめられるか
  検証していきます。
   
  何十ページもの情報を、
  A4一枚に収めることができたことが分かります。
  

    おお!まさにこの通りだ!


  図解することで、頭の中をすっきり整理できました。




  図解することは、勉強の障害のひとつ、

  「質量が欠けていること」

  を解決する手段です。

  これについては、
  「基礎からわかる勉強の技術」の
    第5章135ページから説明があります。
   → 勉強の技術、書籍案内




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