069 不平を言うひと
雲一つない空が、
だんだん明るくなっていきます。
黒かった空が、少しずつ、少しずつ青みがかってきます。
自然の美しさを感じます。
でも、ぜんぜんすがすがしくない朝。
受験生だったわたしは、参考書を開いて、
机に向かっていたはずでした。
気がついたら、わたしは、
うちから歩いて10分くらいある駅前の
15階建ての団地の屋上で、
朝日を眺めています。
そして、わたしは朝日に向かって
こんな世の中間違ってる!
ちくしょー破壊してやる!
と、心の中で叫んでいたのでした。
試験がせまっているのに、
いったい何やっていたんでしょうね。
そのあと、何年もかかって
おとなの人たちが、毎日毎日一生懸命働いて、
家族をささえ、会社をささえ、
世の中をささえていることに気づかされました。
こんなわたしでも雇ってくれたり接してくれた
先輩方のおかげです。
気づくまでに何年もかかってしまいました。
わたしが破壊してしまったかもしれない世の中を、
作り直していかねば!
そのために、わたしが見つけた道具のひとつが
「勉強の技術」です。
・突然その場所からいなくなってしまう。
・不平を言う。
それは「誤解語」が原因です。
今だったらよーく分かります。
自分でも、他の人でも対処することができます。
不平はピタッとおさまります。
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