037 質量(マス)がない


  
  高校時代、水泳やってました。

  中学の時は陸上部で長距離の選手でした。


  わたしは、当時トライアスロンをやっていました。
  自転車とマラソンは得意です。
  でも泳ぎがいまいちだったので、水泳部に入りました。


  それまでは、市民プールで自己流で練習していました。


  水泳部に入って、先輩にわたしの泳ぎを見てもらいました。



    ひじが落ちてる。


    へ??

 
    ハイエルボー
    (当時使われていた水泳用語 ハイ:高い、エルボー:ひじ)
    だよ。
    水をかくときに、手より前にひじがなくちゃいけないんだよ。
  

    ん?! 手より前にひじ?        
    どういうこと?
    よくわからん。

 
  顔がしかめっつらになってきます。


    だからこうだよ。

   → ハイエルボー


  先輩がやって見せてくれました。


  ああそういうことか!
  確かにその方が水をきちんとかいて、
  進みそうだ!  


  それからはハイエルボーを意識して、
  泳ぐようにしました。

  タイムも徐々に縮んでいったのでした。 


  
  何かを学ぶときは、
  その学んでいるもの自体(質量)がないと
  わかりにくいです。

   
  なにかの技術、動作を学ぶときは、
  言葉だけ、文字だけではなく学んでいるそのもの自体、
  もしくはその代わりになる物が必要です。
  
 






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