011 勉強中の頭痛、目の痛み、胃の痛みについて


  わたしは、電車で移動することがよくあります。
  電車に乗っている間、時間があるので、本を読みます。

  新しく買ってきた、コンピュータのソフトの使用説明書を、
  電車の中で読もうとしたことがありました。
  その説明書は厚さが2センチほどあります。
  はじめからおわりまで、細かい文字でページが埋まっていました。

  わたしは、ずーっと読んでいきました。
  すると、頭痛がしてきます。
  目も痛くなってきます。
  頭がぐるぐるしてきて、
  電車の揺れと重なって気分が悪くなってきます。

  ダメだこりゃ。と思って読むのをやめました。

  うちに帰ったあと、実際にコンピュータを前にして、
  そのソフトを立ち上げて、操作しながら、
  使用説明書を読んでいきました。

  それぞれの章で、
  読んで実際にやってみる、
  読んで実際にやってみる、
  を繰り返していきました。

  今度は頭が痛くなりません。
  目も痛くなりません。
  しかも、使い方をはっきりと理解していきました。



  わたしは、個人のお宅や、小企業に訪問して、
  パソコンの設定をする仕事をしています。
  メールの設定をすることがよくあります。

  それで、パソコンが何台もあったり、
  メールアドレスがいくつもあったりする場合、
  誰がどのように使うのかによって、
  設定を考えてやらなくてはいけません。

  それで、お客さまに相談します。
  そのとき、口でいくら説明しても、
  ややこしくなってしまいます。

  自分も説明していて、話しがこんがらがる。
  お客さまも当然訳わけが分からなくなる。
  だんだん、お互いに顔がしかめっつらになっていきます。

  そんなとき、わたしは、
  これがパソコン、これがAさんあてのメール。
  でこれがこうなって、こうなって・・・。
  と図に書いて説明します。

  お客さまはすぐに理解します。
  わたしは、ものすごく説明するのが簡単になります。


  勉強には大きくわけて3つの障害があります。
  上記の問題は、三つの勉強の障害のうちのひとつ、
  「マス(質量)がない」
  ことによって起こったことです。

  マス(勉強している対象になっているもの自体、
  あるいはその代わりになるもの)

  がないと、さまざまな身体的な反応が起こります。

  上で書いたことは、その対処法の一例です。

  「マス(質量)がない」によって起こる反応については、

  「学び方がわかる本」77ページ マスがないこと
  「基礎からわかる勉強の技術」21ページ 勉強の障害

  にさらに詳しくでています。






関連リンク