010 辞書にのっていない定義について
読者の方から次のような質問をいただきました。
資格取得の為、勉強している毎日です。
わからないことがあると、
すぐに国語辞典で調べるようにしています。
しかし、意味が合わないことがあります。
そういう時、どんな対応をしてますか。
いやー、いいところに気づきましたね!
意味があてはまらないことはあります。
「勉強しまっせ!引っ越しのサカイ!」
というCMがありましたよね。
さて、ここの「勉強」とはどういう意味でしょうか?
簡単すぎる辞書を使っているとき、
「勉強」の定義に
・知識や技術を身につける活動
という定義しかでていないことがあります。
ある程度きちんとした辞書には、
もう一つ定義がでています。
それは、
・商品を安く売ること。
です。
さて、どちらの意味だと通じるでしょうか?
たいていの単語には
いくつものちがった定義があります。
それで、簡単すぎる辞書を使ったときに、
必要な定義がのっていない場合があります。
あと、専門用語に関しては、
ふつうの国語辞典に定義がのっていないことはよくあります。
この場合は、もっと大きな辞典か
その分野の用語辞典を使いましょう。
単語の誤解のされかたには10通りあります。
上記の、あてはまる定義がないというのも、
そのうちの一つです。
10通りの誤解のされかたは
「学び方がわかる本」34ページ「さまざまな誤解語」
「親子で楽しむ学び方」201ページ、「指導の要点8」
に解説があります。
あと、単語の理解のしかたについては、
「親子で楽しむ学び方」133ページ
第5章 「辞典を使った学び方」
または、
「基礎からわかる勉強の技術」71ページ
第3章「単語を理解する」
にさらにくわしくでています。