900もの自分の犯罪行為を書き出した彼は警察に向かった


アンドリュー・ガソン Andrew Gason 非営利団体New Civilization Builders 創設者。ニュージーランド南オークランド出身。

ニュージーランドとオーストラリアで様々なコミュニティと協力し、16年間ボランティアで直接若者を支援し続けている。若者が仕事を探したり社会福祉に頼るのではなく、自分で仕事を作り出すことで収入を得て生活していけるようにするための教育を行っている。資産、資格、売り物、最初はなにもなくても、1ドルしか持ってなくても問題ない。そこから、仕事を作り出して収入を得られるようにする。

彼はなぜこの活動を始めたのか?

15歳のある日、学校から帰ってテレビを見ていたら、父親がスイッチを消し、話があると言ってきた。今日の学校でのことを叱られるのかと思ったら、それどころじゃなかった。

両親が離婚。母親が自分と父を捨てて出て行った。さらに、両親は実の親ではなく、自分は養子だったと知らされる。

落ち込んだ。自分は誰なんだ。なんなんだ。とふさぎこんだ。

そして悪い友人と付き合うようになった。友人からお前にはドラッグが必要だと言われ、使い始める。悪さを教わった。友人に誘われ車からカーステレオを盗んだ。父親が寝た後、うちを抜け出し仲間と合流し、家に盗みに入った。そして夜が明ける前に、うちに戻り、寝て、学校に行く。

毎日続けた。週に7から10軒の家に盗みに入った。家、お店、工場とどんどんエスカレートしていき、最後には国を超えて武器を密輸していた。バーで酒を飲んでいた時に、逮捕され刑務所へ収監される。すべて20歳になる前のこと。

数年後、釈放され、新たな人生を始めるために、どうやって生きていけばいいか知るために様々なコミュニティで学んだ。イスラム教、キリスト教、カソリック、仏教、サイエントロジー、などなど。

サイエントロジー教会で、個人の価値と高潔さのコース(※注1)を行った。このコースは、善と悪、正しさと間違いの正確な定義。高潔さを取り戻し、前向きで充実した人生を始めるための方法。自分だけではなく他の人もそうなるのを助けるやり方について学ぶ。

コースの中で、自分の犯した罪を書き出すステップがある。その目的は、自分を自分が犯した罪の重荷から解放すること。それで900もの犯罪、悪事を書き出した。その紙は数センチもの束になった。たくさんの犯罪行為が明るみになった。

警察署に行き、その紙の束とともに自白した。有罪になるかもしれない。また刑務所に行くことになるかもしれないと言われた。

「個人の価値と高潔さ」のコースで、彼は自分が社会に対して与えた損害に対して償うのが正しい行いだと学んだ。それで、ボランティア活動をはじめる。若者たちと地域のコミュニティを助けた。12ヶ月のボランティア活動の後、ニュージーランド警察から、彼の償いにより以前のすべての犯罪行為が赦免されたという公式の文書が発行された。

彼は人生をやり直すチャンスを与えられた。

それから彼は、数えきれないほどのコミュニティとともに働き、何百人もの若者を直接支援した。ドラッグの危険性を伝え、犯罪から手を引かせ、読み書きできるようにし、人権について教育。

彼は自分の知識と経験を伝えることで、若者たちの人生を改善し続けている。

注1.「個人の価値と高潔さ」コース